波佐見温泉 泉荘

焼き物の店が並ぶ町の中心部から川棚町方面へ5分ほど南下すると、波佐見温泉を示す案内と出会います。案内に従い進めど、それらしき雰囲気は薄い。なんとなく今のがそうかな?と感じる程度です。目指した泉荘は、通りから少し入ったところにありました。



日曜日の午後4時過ぎ、玄関を入ると、初老のおばさん二人と話す宿のおかみさんらしき人あり。温泉に入りたい旨を告げ、500円を手渡します。浴場は右手突き当たり。
誰も居ません。角が丸い2m四方のタイル張り浴槽がひとつあるのみです。湯は激しく加温されていて、蛇口から出てくる湯を手ですくうことは無理です。湯量の調整は、蛇口をひねるだけ、簡単です。



水の蛇口もあります。この水、すくってみると、極弱い硫化水素臭がします。ひょっとすると、水と表示された蛇口から出てくるのは源泉かも知れません。浴槽は浅めです。湯は浴槽の淵からは溢れず、湯の蛇口がある浴槽の壁に開いた丸い穴から去って行きます。
その後、湯がどこへ行くのかは不明です。湯は噂どおりヌルヌルです。高串温泉に近い印象です。

焼き物の町、長崎県波佐見町。山もあり、田んぼもある長閑な景色が広がります。佐賀県に隣接する位置関係は、北に有田町、南東に嬉野町、東に武雄市と接しています。私の家から約20km、40分ほどで行ける距離です。嬉野の嬉泉館もいいけど、ヌルヌル感ではこちらに軍配が上がります。


波佐見温泉 泉荘
東彼杵郡波佐見町長野郷556-7
ナトリウム炭酸水素塩泉(冷鉱泉)
掛け流し シャンプー類あり ドライヤーなし 無色、無臭(極微硫化水素臭)
500円
16:00~
2008/3/16