世知原温泉 くにみの湯

国民宿舎国見山荘と呼ばれていた時期に訪れたとき、施設はすでに建て替えのため閉鎖されていました。それから1年、「山暖簾」という名で今年生まれ変わりました。

佐賀県伊万里市と長崎県佐世保市を結ぶ国見有料道路、世知原町は伊万里方面から向かうと国見トンネルを抜けて最初の信号を右折し小塚岳トンネルを抜ける場所に位置します。山間のひっそりとした村という印象です。なるほど人口が4500人ほどですので、なんとも小さな町です。



到着した立派な建物の中へ入り温泉の受付へ。自動販売機で500円のチケットを購入、靴を脱ぎ靴ロッカーへ。100円必要ですが後で戻ります。脱衣所のロッカーも100円が必要ですが後で戻ります。

思ったより狭い脱衣所です。浴室は源泉の湯、ぬる湯、あつ湯、深湯、サウナ、そして露天風呂が用意されています。勿論、源泉の湯へ直行します。



しょっぱい!土色の濁り!湯上りは海水浴後の肌と似たような感触です。浴槽は全面ヒノキ造りの源泉の湯以外縁のみヒノキで内側はタイル張りです。ぬる湯に入りました。湯はほとんど透明ですが、しょぱさは残っています。露天風呂は北向きですが、山々の緑を180度楽しめる眺めは気にいりました。各浴槽は広すぎず狭すぎずの印象です。

開所して間もないせいか、人が多い。平日の昼間に再訪してみましょう。


世知原温泉 くにみの湯
佐世保市世知原町上野原免316
弱アルカリ性低張性高温泉(ナトリウム塩化物泉)
55.1℃ 飲用不可 ドライヤー シャンプー類あり
500円(子供300円)
10:30~21:00
2004/5/28


■再訪 2006/3/21 
雨の午後、国見有料道路(軽自動車は200円)を通り訪ねてみました。春分の日で祝日、ということで賑わっています。前回訪れたときと男女が入れ替わっています。
黒い御影石で統一された浴場は常時6~7人のお客さんです。たまたま誰もいない瞬間に露天風呂を写せました。

浴場内にはいると、おのずと源泉浴槽に惹かれます。見た目は薄い土色を帯びていて、底をみることはできません。手にすくうと石油と檜を4:6でブレンドしたような臭いがします。味わうと塩味、なるほど塩化物泉ですね。前回の肌印象は海水浴の後のようでしたが、今日はすべすべ感が残りました。温泉というより、薬湯に入っているような感覚です。湯の性質は好き嫌いが明らかに分かれそうな特色を持っています。

高台にある山暖簾、天気がよければ露天風呂からの景色が楽しめるのですが、あいにくの雨、春の天気(晴れ)は続かないようです。