波佐見の中心部から川棚町へ延びる県道4号から県道222号へハンドルを切り、
川棚川に沿に進むと小さな温泉地があります。
波佐見温泉です。
目的地はこの4月にオープンした湯治楼です。
最寄のバス停の表示は今も波佐見温泉センター前です。
新しい施設は、木をぬくもりを感じる建物です。
駐車場は満車に近く大勢の人が訪れているようです。
傘をさし浴舎へ向かいます。
玄関に入ると靴用のコインロッカー、普通の靴棚が並んでいます。
段差はなく、身体の不自由な方も気軽に利用できそうです。
館内は裸足で移動します。
はじめに自販機でチケットを購入します。
600円です。
町内、町外の区分がありますが、利用料に差はありません。
統計のため区分しているとのことです。
チケットは従業員の方に渡します。
受付の奥に無料休憩室があります。
畳が敷かれ飲み物の自販機が備えてあります。
飲食物の持ち込みは禁止です。
食事の方は隣のレストランでとるか、
休憩室で弁当などを注文することになるようです。
浴室は渡り廊下を進みます。
受付や休憩室のある建物とは別棟になっているようです。
紺色の暖簾をくぐり浴室の扉を開けます。
脱衣所には100円バック式のコインロッカーのほか棚も用意されています。
洗面台には全面ガラスとドライヤーが備えられています。
浴室への扉を開けます。
いきなり、塩素臭が鼻腔に届きます。
左手に内湯、右手に洗い場、左正面の外に露天風呂という配置です。
大勢の人々でどの浴槽もいっぱいです。
人気です。
洗い場は完全に独立しています。
シャワー付が14箇所あります。
ボディシャンプー、ヘヤーシャンプー、コンディショナーが備えられています。
内湯は、
「高濃度 炭酸泉 掛け流し」、
「源泉 掛け流し」、
「冷泉 掛け流し」
と表示された浴槽3つで構成されています。
溢れた湯は、浴槽の角などに設けられた排水口へ流れ去ります。
サウナはありません。
温泉分析表によれば消毒処理されています。
高濃度と源泉浴槽には浅い部分があり、寝湯も可能です。
高濃度浴槽の湯口の湯を口に含んでみました。
甘みを帯びた炭酸の味が明快です。
源泉、冷泉浴槽の湯は無味です。
波佐見温泉の特徴はヌルヌルの浴感。
高濃度浴槽では、ローションをぬっているかのようにスベスベを感じます。
源泉、冷泉浴槽でも同様です。
岩で組まれた露天風呂、
背の高さほどの板壁が設置されているため、
広がる田園風景などを楽しむことはできません。
残念。
同じ敷地内には、
陶農レストラン清旬の郷も併設されています。
□
波佐見温泉 湯治楼
0956-76-9008 HP
東彼杵郡波佐見町長野郷558-3
ナトリウム炭酸水素塩泉(新泉源+志折泉源)
泉温37.6℃ 湧出量255リットル/分(新泉源)/22℃ 湧出量87リットル/分(志折泉源)
600円
10:00~23:00 定休日:不定期
2010/5/23