島原温泉 岩永旅館

台風が近づくこの日、澄んだ空気のおかげで緑が美しく目に飛び込んできます。久しぶりに島原を目指し車を走らせました。愛野展望所の手前から左折し広域農道をひた走ります。事前に調べたネットの地図では、この広域農道が島原の市街地の西方までつながっているとのこと、実際に走っていくと見事な「がまだす道路」が完成し島原へのアクセスがひどく便利になっていました。



鯉が泳ぐ町の一角にある岩永旅館は、源泉掛け流しの温泉。観音島源泉を引き込み加温、浴槽の底へ湯口が引き込まれ浴槽の一角から溢れたお湯が流れていきます。浴槽の底にある湯口に手を伸ばしてみると熱い!加水の蛇口があります。冷たいこの水を出しながら湯温を調節します。



浴槽の形状はひょうたんを半分したような変わった形、平らな石が材料です。湯に浸かってみます。多くの気泡が肌につきます。(勿論大分県七里田温泉下湯ほどではありませんが。)湯が新鮮な証拠でしょうか、いいですね。
臭い、わずかに硫化水素臭がしました。色、完全な無色ですね。肌感触はあっさりしたものです。洗い場は3箇所(鏡付き)、うち両端のカンランにはシャワーが設置されています。浴室は6畳間程度、浴槽は2人で満員御礼、浴室は5人で超満員状態です。

岩永旅館の玄関には魚やあわび、海老などの水槽が5~6基あります。多分旅館業だけでなく料理店もされているのでしょうか?岩永旅館の外観の写真を撮影した場所には飲泉場があります。勿論飲みました。
一つだけ残念なことがありました。社長さんが従業員をひどく叱っていらっしゃったんです。お客様がいる玄関近くでの出来事に、再訪する気持ちを失ってしまいました。


島原温泉 岩永旅館  ※閉鎖の情報あり
島原市堀町176
含土類-重曹泉(緩和低張性微温泉)
観音島源泉31.0℃
掛け流し シャンプー類有り
300円
2004/6/20